今は二人の子どもの母として過ごしてます。
旦那と四人家族です。
犬います。
四人と一匹。
旦那も私も実家は別の県外です。
旦那は福島県、私は秋田県、出会ったのは宮城県で同棲して、転勤で茨城県へ来て、結婚して子ども生まれて、今に至ります。
ここまで導いてくれた旦那の職場は人間関係のわるさから、男の厄年の41,数えで42の時に辞めて転職しました。
まさか茨城県で家族をもって、暮らすことになろうとは想像もつきませんでした。
人生はそんなものです。
育児をしていると昔の自分を振り返る機会にみまわれます。
懐かしい、と思うこともありますが、思い出したくない嫌なことも思い出したりします。
私はわりと昔の記憶が多い方だと思います。
多分現実的でないのだと思えます。
過ぎたことは靄がかかって、美化されたり、忘れたいことは都合よく忘れて覚えてたいことだけ覚えていたり、自分のやりたいように記憶を管理しています。
だから意外と人の忘れたいことを覚えていたりして、質がわるいです。
そう思ったきっかけが、同級生と思い出話をしていた時に、私が言ったことは友だちが覚えていないと言って当時を嘆いていたからです。
私も自分が都合よく忘れていた忘れたいことを言われました。
それは当時の鉛筆削りが、動かないように押さえる金具で鉛筆にあとがつくのですが、それを真似してというか、それを装う感じで歯形を鉛筆によくつけていたよね?と。
あーそういえばそういうことをしたなぁ、何でそんな汚いことしたんだろう、していたんだろう?さっぱり理由がわからないのです。
だって、装う必要ないし、それがどうした?って感じだし。
金メダルをいきなり噛んで、ものすごくニュースになってた人も今ちらついて、当時の私もヤバイ奴だなぁって。
ママ友で知り合った人と昔の自分たちの酷さを披露し合った時は、その友だちは今はおしとやかで母親としてステキなのに、小学生の時は隠れて長い髪で前歯を糸楊子みたいに通して遊んでいたと言うのです。
驚きました!
そういう意味のわからない、そういうことが何のためにもならないことを人はやったりするのです。
私も鉛筆をかじるだけに留まらずいろんな奇怪なことをしていました。
例えば耳に髪の毛を一杯詰めてから、一気に抜くとか、指でのどちんこを触れるか試したりしました。
吐いてしまいました。
親に心配されて、事実は言えなかったです。
私は一人っ子なので、余計そういうことを一人で必死に突き詰める時がありました。
人目があるというのは大事なことです。
そういう、打ち明けられない変なことが、不思議と息子に遺伝していて、嫌になります。
息子は少年団でミニバスケットボールをしています。
ある日の試合で、調子わるいのかな?顔付きがおかしいなぁと感じた試合がありました。
息子に試合終わってから聞くと、唾が呑み込めない!と言うのです。
緊張したせいか唾が呑み込めない。
実は私も小学校の登校班がすごく嫌で登校中、唾が呑み込めなくて、学校着くまで口一杯溜めて登校していた時期がありました。
のむタイミングを見失うと、もう完全にのめません。
唾は意識してのむものではないからです。
ジュースのようにのめません。
溜まれば溜まる程きついのです。
息子は試合中そうなることがたまにあって、この度に試合のベンチに戻るタイミングで唾をタオルに吐くそうです。
私は学校のトイレでした。
似なくていいところ程似てしまう。
そんな息子が最近唾大丈夫になってきたといって、安心したんです。
安心したのも束の間、
どうして大丈夫になったの?
そう聞いたら、
お祈りしているから
といいまして。
お祈り、…
私もしてました。
始まったか!お祈りって思いました。
息子にはそれ以上何も聞いてませんが、私もお祈りした時期ありました。
つまり心配事あるためにお祈りするんです。
つまり息子の場合は、「唾が溜まりませんように」だと思います。
私も当時そういうことが多すぎて、心配事がある度にお祈りしました。
お祈りは目をつぶって手を組み合わせて、誰にもみられないところでやりました。
頭のおかしい奴と思われたくないし、それを中断されたくなかったから。
冒頭の呼びかけは
「神様~」でした。
それがそれだけでいいのだろうか?で
「神様仏様~」
あれ?外国の神様もいたよね?で
「神様仏様キリスト様~」
あっ!母さんの方のじいちゃん死んでる!で
「神様仏様キリスト様おじいさま~」
やってたら、父さんの方のおじいちゃん死んでしまって…
「神様仏様キリスト様おじいさまおじいさま~」
そうやって長くなるし、どんどん心配増えるし、お祈りやらないと気がすまないし。
多分当時から強迫神経症だったんだろうなぁと思うできごとです。
ある時、ふとやめたんです。
憑き物がとれたように。
100か0か
意味ないことに全力だった当時のアホな感じが懐かしい???
いやいや~
似なくていいところ似ちゃって、ファイト息子!
何でも自分で何とかするかしかなくて、
何ともできない時はうまく付き合っていくしかない。
そう思えるのもなかなか時間はかかります。