リモート授業

緊急事態宣言で、娘の塾がリモート授業になりました。

それがもうすんなりうまくいかなくて…

私、現代的なことに疎くて、しかも苦手で、そういうインターネットなことはほとんど旦那に任せてるんです。

将来どうなるか不安でいっぱいです。

現代についていくのは大変で、不安だからと努力しない私はクズです。

さて、塾の先生から電話がきてZoomの登録の仕方とIDとパスワードを教えてもらい、バケツリレーの如く、お父さんに伝えて設定してもらいました。

娘も、はなから私を頼るのは無理だと悟っているのでお父さんにレクチャーしてもらいました。

だけど二人とも首を傾げ出したのです。

「どうしたの?」

「出てこないはずの画面が出てくるんだよ~、明日繋いだらでてこないかも知れないけど…」

明日に一抹の不安を懐きながらその日は過ぎていったのです。

そしてリモート授業開始の時間、娘は、

「だめだ!また出てきた~この画面が!」

昨夜の不安は的中したのです。

宝くじも当たらないのに、楽観的な予想も外れるし、希望的観測も打ち砕かれるのに!!!

娘はもとより、私もパニック!

娘は仕事の昼休みに入るお父さんに、私は塾に電話をかけたのです。

お父さんは、冷静に娘に対応していたと思うけど、私は何度かけても繋がらない塾の電話に腹立たしく、回線壊れてるのか!と思った程です。

私のところのような状態に陥っている家庭が何件かあったようですが。

そういうパニック状態のときに、あっ!幼稚園一緒だった人も同じ塾の違う支店に娘さん行かせてる、と気付いて、その人とはいまだに仲良くできていてるママ友なので、電話をかけてみました。

そしたら、その人の話では、Zoomにはいろんな種類があって、間違ったZoomをとっているんじゃないか?というのです。

そこから、娘はパソコンで、私はスマホでありとあらゆるZoomをとって、試しては引っ掛かり試しては引っ掛かりして、いつもサインインの画面でとまる始末。

かねてからログインが大嫌いで、ログインがスムーズに行った試しがありません。

ログインがゲームオーバーな感じです。

だけどこの時はもう、ログインよりサインインが嫌になりました。

そういう混乱のなかも塾への電話はかけ続けていたのですが、やっとやっと、繋がったのです。

そしたら、先生が今日のところは映像授業でお願いします、埋め合わせは必ず致します、というのです。

前からそうですが、目の前の問題を解決しないで先送りするのも本当に苦手で、何とも納得いかないですが、もう娘も疲れきっていて、「もう毎回映像授業でいいや、疲れた~」と。

だから苦虫を噛み潰した気持ちで、一人買い物へ行きました。

帰ってきたら、何と娘がリモート授業やっていたのです。

私が居ない間に、再度先生から電話がかかってきて、こちらの設定ミスだったので、解除したので、もうできると思うからお願いします!と。

よかったという安堵の気持ちと、そんな電話、私がうけなくてよかったと思いました。

娘も私も疲れきってZoomとサインインはもう勘弁でした。

帰ってきたお父さんも自分のスマホでZoomを取り直してさらにサインインをクリアしたそうで、もうZoomをとりすぎました。

リモート大活躍の時代が徐々にではなく、急激に無理やりコロナ禍でやってきています。

ついていけない奴は振り落とされそうです。

何でもインターネットで予約、電子化されたものだけの募集、人と人との接触を避けるためにそういうものが主流になってきて、できないやれない人は、見えない我慢を強いられます。

つまり、やりたいならがんばって勉強して、時代についていき、ちゃんとそういうものを購入して過ごさなければならないのでしょう。

私は検索も苦手です。

Zoomでサインイン、で検索しました。

いろいろ説明がのっていて、やり方ものっていて、だけどクリアできなかった。

そして、サインインはログインのようなもの、とものっていました。

もう、苦しい。

こんなことがこの先わんさかあるんだろうなぁ。

ワクチンだってそのうちインターネットでしか予約できなくなってしまうのかな。

大好きだった劇団公演も電話で夢中にチケットとったことが懐かしい。

今は何でもインターネット、電話はやめてくだい、インターネット以外の抜け道塞いだらやりたくても諦めるかもしれない。

私はクズでヘタレなんだ。

がんばれない時も多い。

電子書籍より普通の本がいい。

もう時代の波にのれない。

娘と息子がそんなのが母親でもがんばれますように。

 


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